北京3日目

fumi · September 12, 1999

3日目。とりあえず地下鉄で前門駅へ。天安門広場につく。が、ここでUターンして、一路前門大街へ。とりあえず買い物と腹ごしらえをね。今後利用するスーパーを探し出した。

北京はとても乾燥していて、常にペットボトルを携帯している中国人がわんさかいる。他になにも荷物もってないのに、ペットボトルだけはほとんどの人がもっているのね。それをなるべく安く確保するためにもいいスーパーを見つけんと、と思ったわけ。

で、飯はケンタッキー(笑)。中国料理を食えって?なんか旅行中中華料理屋に入る勇気がまったくでなかったの。それは、昨日の牛肉面屋で全然中国語がききとれんかったし、まだ中国の金の使い方とか覚えていなかったからね。とりあえず足ならしにファーストファード。とかいいながら、これが3日続く。だめじゃん、俺。

とりあえずケンタッキー。これ日本とちょっと違う。まずポテト。日本のケンタッキーは、塾高の食堂のポテト(わかんない人ごめん)のようなやつだが、中国のは、マックそのまんま。さらにこの日の夜マックにいくのだが(笑)、まったく同じメニューがあった。ジンガーサンドの辛くない版。向うのケンタッキーとマックは経営がいっしょなのか?と思えるほど一緒。唯一の違いはケンタッキーはぺプシでマックはコークってところか。また、向うのセットメニューには番号がついていて、その番号をいうだけでよい。ただ、番号だけ言う人は外国人だと思われるらしい。そのあと何もいわれず(ここで食うかもって帰るかということさえも!!)強制的にトレーにのったものを渡されます。というわけで、番号だけいわず、ちゃんと「我要○号。」といいましょう。そうすると中国人かとおもってくれるみたいで(?)、「hai有ma?(他にありますか?)」ときいてくれる(っていうかなんでこうも漢字がないんだ。だれか漢字の出し方おしえて〜。Unicode覚えようかしらん。)。

一路天安門広場へ。とりあえず、広い。んで、人がたくさん。国旗の横には公安の人が2人微動だにせずに目だけ動かしていました。彼らは国旗がはためいている間ずっとああしているのでしょうか?すごいね〜。

本当は毛沢東記念堂や人民大会堂などにいこうとおもっていたのに、何故かどこも休み。しょうがないので天安門に。しかし、ここも、上に上りたかったのにチケット売り場の人が誰もいな〜い。よってそのまま故宮へ。なんだかなぁ。

故宮はまたすごく広いところだね。全部見終わるのに4時間かかった。また、ここにきて初めて日本人、しかもツアー客に遭遇。他にも「地球の歩き方」読んでいる人とか、日本人たくさん。やっぱり有名なところにくるといるんだね。妙に関心してしまった。あと、不思議なことに、歩き回っていると「学生ですか?」と聞かれることが多かった。何故だろう。この格好のせいか。T-シャツ,ジーパンでバックパッカー。こんな格好で一人旅しているのは学生だと思われているらしい。あと、これに似たので面白かったのが、中国人や他の外国人には、「あなた日本人ですか?(もちろん中国語か英語で)」といわれ、日本人には「中国人じゃないんですか?」といわれることが最初のうち多かった。これが、日がたつにつれ、中国人でも最初は普通に中国語で話し掛けてくるようになった。段々同化していっていたということかな。1週間髭そらんかったし。それは関係ないか。

一通り故宮を見学した後、その裏にある景山公園に。この場所は今回の旅行の中でも、かなり印象深いところとなった。 歩いていると、なにやら歌声が。山を上っていくと、なんとそこで4人の楽団を取り囲みながらみんなで歌っていた。とてもいい光景だった。中国人はもちろん、観光にきた外国人も一緒になって歌を歌っているのである。しかもそこから故宮全体を一望できる、非常に景色のよいところで、風も心地よく。曲は、中国の昔ながらの曲から、有名な外国の歌まで幅広かった。ただ、このむちゃくちゃ暑い時期にジングルベルはなんだかなぁとおもったけど。俺もいくつかの曲を一緒になって歌って来たよ。ドレミの歌とかね。とっても楽しかった。

さらに上に上り頂上までついた。そこには、今度は男声合唱団がいた。中国の合唱曲らしきものをうたっていたよ。テノールに一人すごいうまい人がいて、その人が中心になってうたってた。あ、伴奏はアコーディオン。これまた雰囲気だしてたよね。

結局この公園で2時間も過ごしたあと、すぐ西の北海公園へ。なんとここらへんまであの合唱団の声は響いてた。すごいなぁ。ここでは、中心にある白塔にいき、チベット仏教の銅像たちをみてきたっす。最近こういう名前から離れていたから、久しぶりに”なんとかディーヴァ”とかいう名前みて懐かしかった。

一通り白塔を見終わった後、公園を散歩する。すると、ある境内(?)のようなところで、とうとう出くわしました太極拳。そこでは太極拳の講義をしていたようで、老人がすぅーっと動いているのを若い衆(っていっても30くらいのおじさんだけど)が熱心に観察していたっす。この動きをみて、某せつなさ炸裂のOPが頭をよぎった俺はだめ人間ですか。いや、暗黒太極拳の名はだてじゃないと妙に関心しちまったんすけど。そういえば2は買うのだろうか俺。まったくもって謎だな・・・。

公園をぐるっと回ってきて西南の門からでようとすると、今度は門の近くで少林寺拳法らしき人たちが。子供が棒術や槍術の練習しているのを老人が見つめていたっす。いやー、やっぱ公園は修行の場なんだね。帰り道、故宮と天安門の間で、公安が中国旗もってザ、ザ、と行進してた。いや、本物はすごいね。何故ああやって列乱さずにあるけるんだろね。

この日はこの後前門にもどって、買い物して寝ました。ここで、500mlの水を買って、ホテルの冷蔵庫で凍らすことに。街中の人で何人かこれをやっているひとがいたので、これはいいアイデアとおもって採用。これは毎日やりました。かなりいけてた。なんか小学校のときのサッカーを思い出すね。昔はスポーツドリンクよく凍らせたもんだ。

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